本文
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、動きが悪くなったりして、これまで培ってきていた記憶や判断力などが次第に低下し、日常生活にまで支障がでる状態になる脳の病気で、だれにでも起こる可能性があります。
年齢を重ねるとだれしも物忘れが多くなりますが、それは脳の自然な老化現象であり認知症とは異なります。この区別が難しいため、発見が遅くなってしまうことがあります。
認知症を早期発見することで、医療機関で適切な治療が受けられ、症状の進行を遅らせることができたり、今後の生活の準備を事前にすることができます。
認知症の初期症状かどうかをチェックするテストです。
下記のような症状がないかチェックしてみましょう。
頻繁にある |
時々ある |
ほとんどない |
|
---|---|---|---|
2点 |
1点 |
0点 |
|
同じ話を無意識の内に繰り返す |
|||
知っている人の名前が思い出せない |
|||
物のしまい場所を忘れる |
|||
漢字を忘れる |
|||
今しようとしていることを忘れる |
|||
器具の使用説明書を読むのが面倒 |
|||
理由もないのに気がふさぐ |
|||
身だしなみに無関心である |
|||
外出がおっくうだ |
|||
物(財布など)が見つからないのを他人のせいにする |
合計 点 (公益財団法人認知症予防財団ホームページより抜粋)
0~8点 (正常) |
もの忘れも老化現象の範囲内です。疲労やストレスによる場合もあります。 |
---|---|
9~13点 (要注意) |
家族に再チェックしてもらったり、数か月単位で間隔を置いて再チェックをしてみてください。認知症予防策を生活に取り入れてみたらいかがでしょうか。 |
14~20点 (要診断) |
認知症の初期症状が出ている可能性があります。家族にも再チェックしてもらい、結果が同じなら、認知症専門外来等を受診してください。 |
少しでも気になったら、かかりつけ医やもの忘れ外来などの医療機関、芦屋町地域包括支援センター(093-223-3581)にご相談ください。
もの忘れ外来などの医療機関一覧 [PDFファイル/236KB]
認知症を正しく理解し、認知症の人やその家族をあたたかく見守り支える認知症サポーターを養成します。認知症サポーターは何か特別な資格ではなく、地域で困っている人がいたら声をかけるなど、自分のできる範囲で活動をするものです。
町内に住んでいるか勤務している5人以上を対象に、無料で出前講座を実施しています。