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芦屋港の利用状況や、海の魅力を活かした観光振興を図る芦屋町にとって海浜レジャー地域と隣接し広大な敷地を有する立地などの状況を踏まえ、芦屋町では、芦屋港を管理する福岡県に対し、平成21年度に「観光レジャーの要素を持つ港への用途変更や事業の推進」の要望をはじめ、平成22年度に福岡県において、芦屋港現況調査が実施されました。これを踏まえて協議や要望を重ねてきました。
また、芦屋港の活性化は、海岸線の魅力を活かした地方創生の最重要事項として、芦屋町議会においても、福岡県知事に対する意見書の提出などを行ってきました。
これまで、国土交通省や福岡県の協力のもと、関係者協議の場の設置など様々な取り組みが行われてきたところです。
このようななか、平成27年度には福岡県による「芦屋港周辺における水辺の空間を活かした地域創生のための基盤整備検討調査」が実施され、芦屋港を活性化させるための活用方策や機能(将来案)についてまとめられるとともに、事業化にむけた課題が整理されました。
しかし、その後福岡県と芦屋町の協議では事業の推進に至らず、実現にむけては福岡県の調査結果を踏まえた課題解決を図ることが必要となりました。
このため、芦屋町では、平成29年度から、関係者協議の場など事業推進体制を整え、芦屋町の目指す将来像を示した「芦屋港活性化基本計画」を平成31年3月に策定しました。
この基本計画をもとに、福岡県が芦屋港の「港湾計画」を改訂するにあたり様々な視点から精査した結果、福岡県から芦屋町に対して令和元年7月に「ゾーニング変更の提案」があり、これを受け芦屋町では、基本計画策定の経緯を踏まえ、芦屋港活性化推進委員会による審議を経て、『芦屋港活性化基本計画・第1回変更計画書』を令和2年5月に策定し、福岡県からの「ゾーニング変更の提案」に対する回答を令和2年6月に行いました。
その後、福岡県と芦屋町による活性化事業をすすめるうえで、湾施設運用に関する基本的な考え方を定めた「芦屋港の管理運営に関する基本協定」を令和2年9月に福岡県と締結しました。
また、芦屋港活性化基本計画・第1回変更計画(令和2年5月策定)に基づき、芦屋港および周辺機能等の活性化をはかるため、「ボートパーク」及び「釣り文化振興モデル港」に位置づけられた芦屋港の魅力を活かした「魚釣施設」と、それに調和した港湾環境の整備を行い、地域の観光振興の活性化を推進する目的で「芦屋港港湾計画の一部変更」が福岡県により行われました。(令和2年11月承認、令和3年1月公示)
※これまでの経緯については、下記関連ファイル「これまでの主な経緯」をご覧ください。