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昭和61年に整備された地方港湾芦屋港は、最近では砂、砂利の移出入に活用されていますが、当初期待されていた筑豊地域などからの物流基地としての機能が十分発揮できているとは言えない状況にあります。
しかしながら、芦屋港は、背後地に広大な緑地などを備え、一方で遠賀川河口に隣接し、多くの背後人口を有することから、芦屋町の観光拠点として高いポテンシャルをもつ港湾といえます。
また、芦屋町は北九州地域や筑豊地域からの観光レジャー地域として周辺地域に比べ多くの来訪者があることから、海岸線を活かした地方創生を掲げ様々な施策を展開していますが、芦屋港の活性化は大きな課題となっています。
このような状況を踏まえ、芦屋町では平成21年度から、港湾管理者である福岡県に対し、観光レジャーの要素をもつ港としての用途変更や事業の推進について要望や協議を行なってきました。
平成27年度に福岡県による「芦屋港周辺における水辺の空間を活かした地域創生のための基盤整備検討調査」が実施され、ニーズ調査(アンケート調査、ヒアリング等)や関係者による意見交換(芦屋港活性化検討委員会)などにより、芦屋港を活性化させるための活用方策や機能(将来案)についてまとめられました。併せて事業化に向けた課題が整理されました。
「芦屋港周辺における水辺の空間を活かした地域創生のための基盤整備検討調査」にて示された「今後の課題」をさらに調査検討し、より実現性のある計画とするため、芦屋町において、平成29年度に推進体制を整えました。
※推進体制については、下記関連ファイル「芦屋港活性化の推進体制」をご覧ください。
芦屋港周辺における水辺空間を活かした地方創生のための基盤整備検討結果(国土交通省ホームページ)<外部リンク>