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栃木県佐野市と芦屋町は、毎年交互にお互いの市町を訪問しあう形で交流しており、平成30年度は芦屋町の子どもたちが佐野市を訪問しました。芦屋町から10人、佐野市からは15人の小中学生が参加し、8月7日~8日の2日間の日程で、鋳物づくりや子どもサミットなどを通じて交流を深めました。
栗崎鋳工所にて天明鋳物師に教わりながら、昔から変わらない方法で鋳物づくりをしました。鋳物づくりで使用する鋳型は、自分で自由に考えたデザインをロウ型に彫って事前に準備しておいたものです。その鋳型を使って、溶かしたアルミニウムを流し込み、世界にたったひとつの鋳物プレートを作ることができました。子どもたちはできたプレートの重さに驚いたり、自分で作ったことに感激したりしていました。
郷土博物館は、佐野市の歴史や民俗などに関する資料が展示されている施設です。特に、佐野市を代表する人物である田中正造についての資料が多くあり、博物館の方の説明を聞きながら学習しました。
佐野市役所近くの「飯島商店」にて、佐野名物のいもフライをいただきました。蒸したじゃがいもを一口サイズにカットして串に刺して揚げたあと、フルーティーな特製ソースをつけて食べます。揚げたてのいもフライは、とても美味しくてお代わりする研修生もいました。
両市町について、「概要・歴史」「見どころ・いいところ」「伝統・文化財」の3つのテーマで班ごとに発表、紹介し合いました。芦屋町の子どもたちは、いもフライなどの名物料理や果物などの特産品、佐野市の自然といった様々なことが印象に残ったようです。
また、「小学校にある教科で一つなくすとしたら、どれか?」というテーマでグループディスカッションを行いました。一人ひとりがしっかりとした考えを持ち、白熱した意見交換が行われました。
宿泊施設「あきやま学寮」の近くにある普門寺へ行き、座禅をしました。早朝の静寂の中、精神を統一し集中することで、心を落ち着かせることができました。
事業報告を添付しますので、ぜひご覧ください。
栃木県佐野市との青少年交流2018報告書[PDFファイル/3.4MB]