本文
栃木県佐野市と芦屋町は、毎年交互にお互いの市町を訪問しあう形で交流しており、平成28年度は芦屋町の子どもたちが佐野市を訪問しました。芦屋町から18人、佐野市からは24人の小中学生が参加し、8月8日~10日の3日間の日程で、鋳物づくりや子どもサミット、魚のつかみ取りなどを通じて交流を深めました。
栗崎鋳工所にて天明鋳物師に教わりながら、昔から変わらない方法で鋳物づくりをしました。鋳物づくりで使用する鋳型は、自分で自由に考えたデザインをロウ型に彫って事前に準備しておいたものです。その鋳型を使って、溶かしたアルミニウムを流し込み、世界にたったひとつの鋳物プレートを作ることができました。子どもたちはできたプレートの重さに驚いたり、自分で作ったことに感激したりしていました。
佐野市内を散策しながら、佐野市の「ふるさとの味」を体験しました。佐野名物のいもフライを揚げたてでいただいたほか、地元の煎餅屋の工場見学と煎餅の試食を行い、また、休憩のため立ち寄った「佐野駅前交流プラザぱるぽーと」内にある、「らーめんミニ博物館」の見学も行いました。芦屋町の子どもたちはずらりと並ぶ佐野ラーメンのサンプルを興味深そうに眺めていました。
両市町の「概要・歴史」「名物」「伝統・文化財」「見どころ・いいところ」について3つのテーマで班ごとに発表、紹介しあいました。芦屋町の子どもたちが最も関心を持ったのは、「田中正造」や「藤原秀郷」などの佐野市の偉人についてでした。また、「ゲームは必要か?不要か?」というテーマでディスカッションを行いました。身近な話題に白熱した意見交換が行われ、各々に自己表現ができました。
耳うどんは佐野市仙波地区に伝わる郷土料理です。鬼の耳に見立てた耳状のうどんをお正月に食べると、一年間悪いことが起こらないと言われています。佐野市の友だちや、スタッフのみなさんに優しくていねいに教えてもらい耳うどんを作りました。自分たちで作った耳うどんを囲み、会話も弾み、笑顔もこぼれ、みんなで楽しく食べました。
事業報告を添付しますので、ぜひご覧ください。
栃木県佐野市との青少年交流2016報告書[PDFファイル/4.6MB]