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飼い主のいないネコに関する取り組み
どうなっているの?芦屋のネコ事情
芦屋町では、現在多くの飼い主のいないネコ(以下、野良ネコという)が生息しており、ネコによるフン尿被害や住民のエサやりトラブルが発生しています。しかしながら、動物の愛護及び管理に関する法律により、ネコの捕獲・処分を行うことができません。
こうしたなか、芦屋町でも町内の野良ネコの増加対策として、住民の方や保護活動をされている団体がTNR活動やネコの保護活動を円滑に行えるよう、サポート体制を整えていこうとしているところです。
TNR活動って知っていますか??
この活動は、住民の方や保護活動をされている団体が、
「T」 トラップ:つかまえて
「N」 ニューター:不妊(去勢)手術を行い
「R」 リターン:元の場所に戻す
そして、そのネコの寿命を全うさせるというものです。
野良ネコの寿命は一般的に3~5年程度といわれ、この活動を行うことにより、ただちにネコの数を減少させることはできませんが、将来的な野良ネコの妊娠・出産を防ぎ、ネコの数が激増しない効果が見込まれます。また、避妊・去勢されたネコは耳を桜の花びらの形にカットされています。
なお、飼いネコは外に出さずに、必ず屋内で飼育していただき、多頭飼育崩壊などを防ぐため避妊・去勢をお願いします。
おねがい
野良ネコにエサを与えることで、ネコの栄養状態が良くなり多くの子ネコを産むことが可能となってしまいます。つまり、ネコに避妊・去勢手術をしないで安易にエサを与えることが、逆にかわいそうなネコを増やすことに繋がっています。
また、ネコが苦手な人や、フン尿被害に困っている人もいます。エサをあげるなら、これ以上ネコを増やさないよう、避妊・去勢までセットで世話をしてください。
さくらねこ無料不妊手術事業
公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア 団体等と連携して TNR 事業を行います。 「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR (Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印 として耳先をさくらの花びらのように V 字カットする)」を実施することで、繁 殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。