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栃木県佐野市と芦屋町は、毎年交互にお互いの市町を訪問しあう形で交流しており、平成27年度は芦屋町が佐野市の子どもたちを迎えました。佐野市から19人、芦屋町からは14人の小中学生が参加し、8月3日~5日の3日間の日程で、芦屋グルメウォークや子どもサミット、鋳物印かんづくりなどを通じて交流を深めました。
「食文化を通して芦屋町を知ろう」と町内のさまざまなお店を巡り、ご当地グルメを食べ歩きました。
地元芦屋町の子どもたちにとっても、行ったことのなかったお店、食べたことのなかったものがたくさんあり、子どもたちはお店の人にたくさん質問をしていました。
お店の歴史や商品のつくり方を教えていただいたり、自分の足で町内を歩き回ったりしたことで、地域の人とも交流することができました。
両市町の「概要・歴史」「釜と伝統・文化財」「見どころ・いいところ」について3つのテーマで班ごとに発表、紹介しあいました。
芦屋町の子どもたちがもっとも関心を持ったのは、「田中正造」や「藤原秀郷」などの佐野市の偉人についてでした。
また、「読書~1冊の本から~」というテーマでディスカッションを行いました。身近な話題に活発な意見交換が行われ、各々に自己表現ができました。
芦屋海水浴場で、カヌー教室、水難救助訓練、浜辺レクリエーションの3つの体験活動を行いました。
カヌー教室では、始めて乗るカヌーに四苦八苦しながらも思い切り海を楽しむことができました。また、水難救助訓練ではロープを使った救助方法を学び、浜辺レクリエーションでは友だちとの交流を深めました。
海から遠いところに住む佐野市の子どもたちも、海が身近な芦屋町の子どもたちも、よい思い出づくりができました。
芦屋釜の里で鋳物師の指導のもと、オリジナルの鋳物印かんづくりを行いました。
鋳型は、自分で考えたデザインを彫って事前に準備をしました。その型に、溶かした錫(すず)を流し込み、世界にたったひとつの印かんをつくることができました。
子どもたちは溶かした錫の重たさに驚いたり、自分でつくったことに感激したりしていました。
事業報告を添付しますので、ぜひご覧ください。
栃木県佐野市との青少年交流2015報告書[PDFファイル/3.6MB]