本文
優秀な学校に送られた「旌表旗」をもらった記念として
写真は「旌表旗」
「浜運動会」は、明治37年に地域の神社の豊漁祈願大祭の催しとして、学校や地域住民をあげて浜辺で運動会を行ったことが始まりと伝えられる、伝統ある学校行事です。
その後、大正12年に福岡県から優秀な学校に贈られる「旌表旗(せいひょうき)」を受領し、このことを祝う歌を歌いながら、校区内を行進するようになりました。
今も伝統は受け継がれ、秋の体育大会とは別に、5月に「浜運動会」として、全校生徒が鼓笛演奏で歌いながら、会場の浜辺まで約4km行進した後、1年生の相撲をはじめ、様々な競技を行っています。行進や「浜運動会」を心待ちにしている住民も多く、初夏の風物詩として定着し、PTA・地域の方はもとより、行政や関係機関・団体等、地域全体で守り支えられています。
行進の沿道や会場で多くの人々の励ましを受け、人々の思いに触れることで、地域の子どもとしての自己存在感が育てられています。また、行進や運動会をやり遂げることで、達成感や自己肯定感をもち、たくましい心身の育成にもつながっています。
このことは、福岡県教育力向上県民運動の「福岡がめざす子ども」の育成において功績があると認められ、平成22年11月、県知事の表彰を受けました。