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芦屋の八朔行事(国選択無形民俗文化財)

記事ID:0031676 更新日:2024年3月19日更新

芦屋の八朔行事
芦屋の八朔行事

芦屋町では旧暦八月朔日(現在の9月1日)を初めて迎えるこどもに、男児の家では数多くの藁馬(わらうま)を、女児の家では団子雛(だごびいな)を作り、こどもの誕生や健やかな成長を祝います。

藁馬は藁製の素朴な形の馬に、紙で作った武者人形を乗せ、「山鹿兵藤次秀遠」、「徳川家康」、「黒田官兵衛」などと武将の名を書いた旗を背負わせます。最近では、スポーツ選手の名前の旗を背負わせることもあります。
以前は木製や張り子の飾り馬を箱車に乗せて、後ろに竹笹を立てて曳いて回るという行事も行なわれていました。
団子雛は、米粉を蒸した団子を彩色して雛人形にした物です。最近ではアニメや漫画のキャラクターを模したものも作られているようで、かわいい趣向を凝らしただごびいなも見受けられます。
翌2日の早朝から、藁馬とだごびいなは近所のこどもたちに配られます。


芦屋の八朔行事は国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」及び、「福岡県指定無形民俗文化財」です。また、八朔の藁馬は福岡を代表する民芸品の一つでもあります。

指定年月日

昭和51年4月24日(県指定)

平成19年3月7日(国選択)