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町制施行130周年記念特別展「重要文化財指定芦屋釜新収蔵記念~芦屋から始まる茶の湯釜、600年の系譜~」
古くから茶の湯釜の名品として知られる芦屋釜。国指定重要文化財の茶の湯釜9点のうち、8点が芦屋釜で占められています。重要文化財指定芦屋釜は、全国の著名な美術館等に収蔵されていますが、製作地である芦屋町にはありませんでした。
この度、はじめて芦屋町において重要文化財指定芦屋釜を収蔵することとなりましたので、それを記念した特別展を開催し、初公開いたします。
あわせて、公益財団法人泉屋博古館の住友コレクションの名品を展示し、芦屋から始まる茶の湯釜600年の系譜を作品から通覧します。
- 開催日 前期:令和3年4月22日(木曜日)~5月23日(日曜日)
後期:令和3年5月25日(火曜日)~6月27日(日曜日)
- 開園時間 午前9時~午後5時 (入園は午後4時40分まで)
※月曜日休園(祝日にあたる場合は翌平日)
- 入園料 中学生以上200円、小学生100円
※ご来場の際には、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため入場制限を行う場合があります。また、「芦屋釜の里開園のお知らせ」をご確認ください。ご理解ご協力をお願いします。
※なお、今後の情勢により対応が変更になる場合があります。
古くは南北朝・室町時代、芦屋、天明から始まる茶の湯釜の歴史。中でも、美しい文様をもつ芦屋釜は茶人たちの垂涎(すいぜん)の的でした。茶の湯が隆盛した桃山時代以降も、釜師たちによって様々な茶の湯釜が造られます。芦屋、天明、京、江戸、加賀など、各地で製作された茶の湯釜の美を探ります。
前期:4月22日(木曜日)~5月23日(日曜日)
主な展示品(予定)
- 重要文化財芦屋霰地真形釜(室町時代、15世紀)
- 大講堂釜(室町後期~室町末、16世紀)
- 古天明日の丸釜 銘時津風(江戸初期、17世紀)
- 海老鐶付網千鳥地紋釜(江戸前期、17世紀) ほか
その他、芦屋釜の里製作の茶の湯釜など
後期:5月25日(火曜日)~6月27日(日曜日)
主な展示品(予定)
- 重要文化財芦屋霰地真形釜(室町時代、15世紀)
- 古天明姥口釜(室町後期~室町末、16世紀)
- 老松菊地紋蒲団釜(江戸初期、17世紀初)
- 宗和好袋形菊釣釜(江戸前期、17世紀前半) ほか
その他、芦屋釜の里製作の茶の湯釜など