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2月20日・21日と二日間にわたって、3年生の美術の時間に、芦屋鋳物師の樋口陽介さんらを講師としてお招きし、卒業制作となる『錫製古印作り』を行いました。
各自好きな漢字を土でできた鋳型に“金文書体”で書き、それをなるべく均等な深さになるように削り型を作ります。その型に溶かした錫を流しこんで『印』を作成しました。印面の凸部分が均等でないと押印した時に鮮明に写らないため、「試し押し→印面をやすりで削る→試し押し→印面をやすりで削る」という作業を何度も繰り返しながら完成させました。
芦屋の文化財である「芦屋釜」と似た製法で「錫製古印」を作ることで、シビックプライドを醸成する授業ともなりました。