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11月7日(水曜日)~9日(金曜日)、2年生は奈良・京都・滋賀へ二泊三日の修学旅行に行ってきました。
今年のスローガンは
めぐろう古都の歴史 みにつけよう自主・協力・責任
~一生に残る最高の思い出に~
古都の文化遺産や伝統文化を直接見聞きし、日本ならではの文化や歴史に触れるだけではなく、集団で寝食を共にし生活することで、協力する態度や協調性を身に付けること。また、班活動・係活動や班別自主研修を通して、各自責任感を持って自主的・主体的に参加し、一生に残る楽しい思い出を作ることがこの修学旅行の目的でした。
旅行前から文化祭の取組みとして、班ごとに自主研修でまわる寺院などについて下調べを行い、さらに班長・学習係・健康係・美化係・食事係に分かれ、係それぞれ目標を立て、最高の思い出となるよう準備してきました。
初日は小倉駅から新幹線に乗り京都へ。そこからバスで比叡山延暦寺に向かいました。
比叡山延暦寺
2組集合写真
比叡山延暦寺は、伝教大師最澄が開いた天台宗の総本山。京都と滋賀の県境にまたがる比叡山は山全体が寺域で、東塔、西塔、横川の3エリアを合わせて比叡山延暦寺と呼び、1994年に「古都京都の文化財」の一つとして世界文化遺産に登録されました。
延暦寺では紅葉に彩られた美しい景色を見学するだけでなく、お坊さんから説法をいただくという貴重な体験もすることができました。「いただきます」の意味などについて教えてもらい、大切なお話を聞かせていただきました。
その後、船に乗って琵琶湖クルーズへ。
1組集合写真
船上にて
船上では写真を撮ったり、琵琶湖の景色を楽しんだりして自由な時間を過ごしました。
ホテル到着後は、全員で食事をしたりお風呂に入ったり、日頃の学校生活では過ごせない時間を友人たちと共有し、規律を守りながら楽しく過ごすことができました。
2日目は朝食後金閣寺へ。
金閣寺は、正式名称を鹿苑寺といい、相国寺の塔頭寺院の一つ。舎利殿「金閣」が特に有名なため一般的に金閣寺と呼ばれています。足利義満が応永4年(1397年)西園寺家の山荘を譲り受け「北山殿」と呼ぶ別邸をおき、義満の死後「鹿苑寺」と名付け、寺としたといわれています。
金閣寺を見学後、班別自主研修へ。
各班7名~8名でタクシーで移動し、あらかじめ下調べしていた京都市内の場所を巡りました。滞在時間なども自分たちで考えて、メンバー同士協力して行動することで、連帯感が深まったと思います。
3日目は奈良公園、東大寺へ。
奈良公園は総面積約660ヘクタールという広大な公園です。奈良市街の東方を占め、興福寺・東大寺・春日大社・国立博物館と一体となり、さらに若草山から春日山原始林まで取り込んで古都にふされしい広大な公園となっています。公園内には約1,200頭もの鹿がおり、生徒たちも鹿せんべいをあげたり、写真を撮ったりして楽しんでいました。
東大寺は、大仏さまで知られる奈良時代の代表的な寺院で大仏殿は世界最大級の木造建築物です。天平15年(743年)に聖武天皇が盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)造立の詔を発令し、その大仏を安置する寺として天平勝宝3年(751年)に大仏殿が完成。以降次々と堂塔が建築され40年近くかかって伽藍が整いました。
大仏を前にして、その荘厳な姿に圧倒されました。
3組集合写真
奈良公園にて
東大寺盧舎那仏
その後、新大阪駅より新幹線で小倉駅、そこからバスで学校へ帰着しました。
二泊三日の旅行で生徒たちは様々なことを学んで帰ってきました。文化や歴史に関する知識だけでなく、自分たちで考え、責任感を持って行動する力も身に付けてきたと思います。
あと数ヶ月で3年生となり、芦屋中学校を引っ張っていく立場になります。これからの生徒たちの更なる成長に期待しています。